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いまさら聞けないシリーズ㉔ (尿素窒素)

[2021.11.12]

今回は、尿素窒素のお話です。血液中の尿素窒素量を測定し、腎機能・肝機能の状態を調べる検査です。
体内のたんぱく質の老廃物が尿素窒素で、肝臓でアンモニアと二酸化炭素をもとに作られ、尿として排出されます。
基準値: 8~20mg/dl
検査値が高い場合は腎臓のはたらきが悪くなっていることが考えられ、逆に低い場合は、尿素をつくっている肝臓のはたらきが悪くなっているか、タンパク質の摂取が極端に少ないことなどが考えられます。
異常値時に考えられる疾患
高値: 急性腎炎、慢性腎炎、腎不全、腎盂腎炎、腎がん、腎硬化症、心不全、脱水
低値: 肝障害、低タンパク食、拒食症、尿崩症、妊娠などです。
腎臓も肝臓と同じように異常があっても自覚症状はほとんどありません。検査値に異常があれば食生活の見直しなどを心がけましょう。
(次回は、クレアチニンのお話です…、)

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