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いまさら聞けないシリーズ㉘ (赤血球その2)

[2021.11.19]

赤血球数の検査から判ること。赤血球が高値を示す場合、多血症や睡眠時無呼吸症候群といった病気によるものであるかあるいは、ストレス・脱水・喫煙などが考えられます。低値を示す場合は、どこかの臓器から出血している可能性や生理に伴うものなどがあげられます。また、赤血球数の検査はヘモグロビン・ヘマトクリット・赤血球指数(MCV、MCHなど)の結果とあわせて貧血の原因を調べるために使用することが多い検査です。体内には20兆個の赤血球があり、肺から体のすみずみまで酸素を運んでいます。赤血球が減りすぎると十分な酸素が運ばれず、赤血球が増えすぎると血液が粘っこくなり、血栓症の危険性が高まります。赤血球は、造血幹細胞に由来する赤芽球が骨髄内で増殖・分化を繰り返して形成されます。赤血球の寿命は約120日です。古くなった赤血球は、最終的に脾臓のマクロファージによって処理されます。
(次回は、ヘモグロビンのお話です…、)

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