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いまさら聞けないシリーズ⑰ (白血球その3)

[2021.11.02]

リンパ球の3つの主要な種類は、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があります。
T細胞は、キラーT細胞とヘルパーT細胞の2種類に大別されます。
 ・キラーT細胞は、ウイルス感染細胞やがん細胞を殺傷し排除する細胞性免疫に関わります。
 ・ヘルパーT細胞は抗原刺激に応答して、他の免疫細胞のはたらきを調節する司令塔の役割を果たしています。
 自らが働き、体を防御するとともに、一度侵入してきた病原体を記憶し、それに基づいてすばやく対応し、排除する働きをもっています。
B細胞は細菌やウィルスなどの病原体が侵入してくると抗体を作る免疫細胞の一種です。感染症から体を守るために欠かせない細胞のひとつです。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、がん細胞を攻撃する兵隊の役目を担っています。文字どおり生まれつきの殺し屋で全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球です。生まれながらに備わっているからだの防衛機構である自然免疫に重要な役割を担うと考えられています。
(次回は、単球のお話です…、)

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